一人暮らしの生活を支えるにはやはり仕事をしなければ・・ですよね!
私も正規の仕事を辞めて収入がないツラサを感じてきたので分かります。
今の世の中50歳、60歳といってもまだまだ働き盛りですしね。
仕事を辞めて次の仕事が見つかるまでの間、頼りになるのが「失業保険(基本手当)」です。
私は失業保険をもらったことはないんです
公務員を辞めた時も(公務員はもらえないんですね)在宅ワークの時も。
そしたら、会社から失業保険(基本手当)に関する書類が送られてきたんですよー!
予想していなかったのでびっくりしました。
「あ、もらえるんだ~」って思いました。
(何も確認せずに働いていたんだからホントにおバカです)
で、せっかっくだから貰うことにしました。
もらえるものはもらっておかないと、もったいないですからね♪
前置きが長くなりましたが、今日は「失業保険(基本手当)」に関することです。
実際に手続きに行って体験したことや方法などをお伝えしますね。
ハローワークに行くまでの準備

失業保険(基本手当)を受給するにはハローワークでの手続きが必要になります。
ただ行くだけではダメですよ。
会社から届いた書類を持って行きましょう。
「離職されたみなさまへ」というパンフレットも目を通したほうがいいです。
持っていくもの
- 離職票1
- 離職票2
- マイナンバーカード(または通知カード)
- 顔写真2枚
- 免許証
- 印鑑
- 振り込みを希望する本人名義の通帳
離職票1、2は会社から送られてきます。
マイナンバーカード(または通知カード)がなければ、マイナンバーが記載された住民票が必要ですよ。
上記がパンフレットに記載されている手続きに必要な書類です。
だけど私の場合、印鑑やマイナンバーカードは要らなかったです。
書類に押印していたからかも。
マイナンバーについては離職した会社のほうで印字してあったし。。
でも念のため持って行ったほうがいいです。
失業保険って?

そもそも失業保険ってなんでしょう?
雇用保険の「求職者給付」のうちのひとつです。
「求職者給付」とは、失業した人が安定した生活を送りつつ一日も早く再就職できるように
求職活動を支援するための給付です。
「求職者給付」には一般被保険者に対する「基本手当」、高年齢被保険者に対する「高年齢求職者給付金」、
短期雇用特例被保険者に対する「特例一時金」などがあります。
私たちに関する失業保険と呼ばれているものは「基本手当」になります。
制度は誰も教えてくれないし手続きに行かないと成立しないというデメリットもありますが、少しでももらっておくと生活が助かりますよね。
とはいえ、誰でももらえるわけではないので資格を確認しておきましょう。
失業保険(基本手当)の受給には条件が必要!
退職したからと言って誰でも受給されるわけではありません。
- 今、失業の状態にありいつでも働ける
- 離職の日以前2年間に12か月以上被保険者期間がある
難しいと感じるかもしれませんが、ざっくりいうと1年以上働いていればOKということです。
雇用保険ですが
- 1週間の労働時間が20時間以上
- 31日以上の雇用契約期間
この2つの条件を満たすと雇用保険に加入ということになります。
1日5,5時間で1ヵ月約82時間だったので何とか条件を満たしていたわけですね。
まずはハローワークへの登録から
私はハローワークでの求職活動は考えていなかったのですが、失業保険はハローワークへの登録が必須です。
仕方がない、覚悟を決めて申込用紙に記入しました。
申し込み用紙をもとに聞き取り
パンフレットに記入例があったのですが、心の準備もできていなかったので時間がかかりました。
分からなくて記入できなくても大丈夫。
窓口の係の方が細かく聞き取りをされます。
私はつい習い事の話までしてしまいました(笑)
その聞き取りをもとに個人カードを登録されます。
ハローワークへの登録が終わると別の窓口で受給についての説明

ここで40分くらい待ちました。
で、ようやく呼ばれて窓口に行くと、定申告書や受給手続きの流れなどの説明を受けます。
「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」をもらいます。
いろいろと説明がありましたが、要は
- 説明会のかわりに動画をみてください
- 次に来るのは〇月〇日です
- 求職活動をしないと受給できませんよ
ということでした。
新型コロナウイルスの影響があり、説明会が中止になってました。
その代わりに動画視聴をするようにとのこと。
「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」を読むと、ほぼ書かれていましたよ。
年金を受けていて基本手当を受給すると、年金が止められるので注意です。
(窓口で確認されます)
遺族年金は大丈夫だということです。
いくらもらえる?自己都合退職と会社都合退職の大きな違いとは

「自己都合退職」と「会社都合退職」
この違いが分かりますか?
もちろん退職届用紙には理由を書く欄があったんですけど。
書きましたよ、お決まりの【一身上の都合】ってやつ。
一身上の都合だったら自己都合退職になります。
私もそうでしたが、面倒なので【一身上の都合】って書いちゃうと思うんですね。
ですが、もしも可能であれば、辞める理由をきちんと会社側に伝えたほうがいいです。
【一身上の都合】の理由は「自己都合退職」になってしまうからです。
辞める理由の内容によっては「会社都合退職」になります。
ホントはすぐ辞めたいと思ってないんだけど、辞めざるを得ない状況というのは「会社都合退職」です。
あとで詳しくお伝えしますが、基本手当の額が違ってくるんです。
話しをすすめますね。
「自己都合退職」と「会社都合退職」には手続きやもらえる金額に違いがあります。
「自己都合退職」は自分が希望する場合
文字通り自分の都合でやめる場合。
引っ越しや結婚、または親の介護、転職などを含めて自分が辞めることを希望している場合です。
「会社都合退職」は退職を余儀なくされる場合
会社の都合で一方的に労働契約を解除される場合。
さらに、退職奨励や希望退職に応じたり何らかのハラスメント、いじめを受けたりした場合も含みます。
自分は続ける意思があるのに辞めることになってしまった場合・・・です。
自己都合の場合は深く理由を追及されることはなく、【一身上の都合】と書くだけでOK。
ただし、受給まで3か月の給付制限期間が設けられています。
以下、「自己都合退職」と「会社都合退職」の違いを表にまとめました。
自己都合退職 | 会社都合退職 | |
支給開始日 | 申請から3ヵ月7日後 | 7日後 |
給付制限 | あり | なし |
支給日数 | 90日~150日 | 90日~330日 |
最大支給額 | 約118万円 | 約260万円 |
受給額はいくら?
失業保険(基本手当)はいくらもらえるのか、その計算方法をお伝えしますね。
失業保険(基本手当)の基準は「賃金日額」であり、この賃金日額の50~80%(60~64歳は45~80%)が基本手当日額になります。
賃金日額=退職直前の6ヶ月間に支払われた賃金の総額÷180
基本手当日額=賃金日額×0.5~0.8
そして、1回に振り込まれるのは
1回の支給額=基本手当日額×28日分
4週間ごとに失業認定が行われるので、その都度指定の口座に振り込まれるという訳ですね。
賃金日額と退職時の年齢によって給付率が変わってきます。
例えば、
退職時の年齢が45歳以上60歳未満の人
- 賃金日額 2,500円以上5,010円未満 → 給付率80% → 基本手当日額 2,000円~4,007円
- 賃金日額 5,010円以上12,330円未満 → 給付率80%~50% → 基本手当日額 4,008円~6,165円
自己都合退職の場合は先ほどお伝えしたように、3か月の給付制限があります。
申請しても3か月間はもらえないということですね。
でもここからが大事!
「特別受給資格者」と認定されると3か月待たなくても受給されることがあります。
これに該当するかどうかはハローワークが行います。
尋ねられたんですよね・・。
「まだ若いからとは思いますが」と前置きされた上で、
「カラダがキツイとか辛いとか、立ち仕事がきつかったということはないですか?」
「そういう事情があれば支給が早くなりますよ!」
判断基準となる資料が必要らしいですが、最終判断はハローワークが行うようです。
ちなみに、私は指示通り書類に「体力の低下」と書きました。
つまり、3か月待たずに、28日後の認定日に行けば受給されることになりました。
ご参考までに。
参考資料:ハローワーク「雇用保険の失業等給付受給資格者のしおり」
登録から失業保険(基本手当)の受給までの流れ

基本手当をもらうまでの流れをまとめました。
↓
求職申し込みと受給資格の決定
↓
雇用保険説明会
↓
待機7日間
●受給資格決定日からの7日間は受給ができない状態です
↓
雇用保険説明会
↓
給付制限3ヵ月(自己都合退職の場合)
●自己都合で退職すると、基本3か月間は受給されません
↓
1回目の失業認定
↓
基本手当の支払い
↓ ↓
↓ 原則として4週間ごとに認定日が指定
↓ ↓
支給終了 就職
ざっくりとこんな流れになります。
私の場合、「求職申し込みと受給資格の決定」でかなり時間がかかりました。
ハローワークで書かないといけない書類もあるし、窓口の方との聞き取りもかなり時間がかかりましたね。
人も多くて待ち時間もありましたし。
また今回は説明会が中止になったので、「1回目の失業認定」までにハローワークに行かなくて良くなりました。
それぞれの地域で多少違うと思うので、係の方の説明をよく聞いてくださいね。
4週間ごとに失業が認定されるわけですが何もしないと認定はとりけされます。
認定日までの4週間の間に、最低2回の求職活動をしなければいけません。
詳しくは手続きの際、窓口で確認しましょう。
「失業保険の手続きに行こう!収入源になる失業手当(基本手当)をもらう方法を伝授」のまとめ

初めてのハローワーク、約2時間30分ほど滞在しました。
次回は4週間後です。
正直、行く前までは「手続きは面倒だな」と思ってました。
対応してくれる人が変な人だったら嫌だなとも思ってました。
(実際は違ってましたけど・・)
求職活動をしないと基本手当はもらえないのですが、仕事が決まるまでの間、頼りになる収入源なので早めに手続きを済ませましょう。
今回の記事があなたのお役に立てればうれしいです。
初めてのハローワーク、勉強になりました。
思っていたよりも来訪者が多くてびっくりしました。
お得な制度はきちんと調べて正しく利用したいものですね!