猫ブームは相変わらず衰えを知らないようですね。
犬を飼っている人が若干多いというデータを先日テレビで見ましたが、猫だって負けてはいませんよ(笑)
今日は猫ちゃんの食べ物の話。そして誤飲の話。
この食べ物は猫に与えてOK?NG?というギモンにおこたえします。
実は私、小動物販売士の資格も持っているんですよねー。
とはいえ、犬専門だったし猫ちゃんのことは猫を飼い始めて勉強をしなおしました。
OKかNGか迷ったら与えないこと。
キャットフードだけで大丈夫ですよ(*^-^*)
愛猫の健康のために食べ物に気をつけよう

生まれて数週間の子猫ちゃんはミルクだけでいいのですが、だんだん離乳をが進むにつれて何でも食べさせてみたくなりますよねー。
おねだりされたりすると可愛いのでついあげたくなることも。
でもその行為はNGなんですよ。
キャットフードや猫のおやつもあるので、それだけで十分なんです。
愛猫ふくちゃんの主治医の先生は
「おやつも要らない」
と言ってました。
そんなこと言われても・・つい、ねぇ・・(笑)
食べさせてしまって後悔しないために、与えてはいけない食べ物を学んでおきましょう。
命に関わることです。
絶対に与えてはいけない食べ物

絶対に絶対に猫ちゃんに与えてはいけない食べ物があります。
命に関わるので絶対に与えないようにしましょう。
もう一度いいます、「命に関わること」です。
特に危険な食べ物なので気をつけましょう!
● 玉ねぎ・長ネギ・ニラ
これは知ってるかもですね、良く知られていることです。
ネギ類には猫の赤血球を破壊し貧血や血尿を引き起こす成分が含まれています。
この成分は加熱してもダメなんですよ。
● そば
そばアレルギーを引き起こす危険があるんだとか。
何か、人間みたいですねー
● 生のえび・生のイカ・生の貝類
生のまま与えると、嘔吐やけいれんを引き起こすことがあります。
甲殻類の肝臓には猫に悪影響を与える毒素があります。
貝類には中毒症状や病気を引き起こす危険な成分が含まれています。
決して与えないようにしましょう。
● ぶどう
腎臓の病気になる可能性があります。
干しブドウも与えないようにしましょう。
● ツナ缶
缶詰の塩分や脂分は肝臓の負担になります。
犬や猫は塩分はNGだと言われていますよね。
● アイスクリーム類
アイスクリームやシャーベットなど、中毒を引き起こす食材が入っていることも。
チョコレート入りなどいろいろあるので全般的に与えないほうが賢明です。
● コーヒー・緑茶
カフェインが中毒症状を引き起こします。
嘔吐や下痢などの症状をはじめ、心臓や神経系に異常をきたす恐れがあるんだそう。
● カレー
刺激の強い香辛料は猫の内臓に負担をかけてしまいます。
香りにつられて寄ってきてもあげてはいけませんよ!
● チョコレート・ココア
チョコレートやココアの原料であるカカオに含まれるテオブロミンという成分。
口にすると下痢や嘔吐、けいれんを引き起こします。
● ビール(アルコール類)
ビールの独特なニオイに興味を示す猫ちゃんもいますが、急性アルコール中毒になることもあるので要注意です。
猫と言えば○○だけど・・与えるには注意が必要です
猫と言えば煮干し、猫と言えばかつおぶしですよね。
愛猫ふくちゃんが食べているキャットフードの原材料にも入っています。
キャットフードならOKですが、人間の食材をあげる場合は注意をしないといけません。
● 煮干し
結石のもとになるリンやマグネシウムが多く含まれているので、与えないほうがいいです。
市販されている猫のおやつならOK!
泌尿器系の病気になったことがある猫ちゃんには食べさせないようにしましょう。
本には、週1回程度塩抜きをして2本までは大丈夫・・と書かれていましたけど、そこまでして与えないといけない理由はみつかりません。
● かつおぶし
煮干しと同じように、リンやマグネシウムなどのミネラル分が豊富なので要注意です。
あげるなら市販されている猫ちゃん用のおやつをあげましょう。
与えてOK?NG?食材リスト

まだまだ食べさせてはいけない食材やちょっとだけならOKなものなど、いろいろあります。
● 白菜 〇
消化がいい食材なので少量ならOK!
与える時はよくゆでて刻んで与えましょう。
● にんじん 〇
火を通してすりおろしたものを与えましょう。
生煮えの状態であげると下痢をすることも。
● とうもろこし 〇
良くゆでたものを少量、5粒程度ならOK!
皮が硬くて消化されにくいので少しだけですよ。
● なす △
なすに含まれるアクがアレルギー反応を引き起こすことがあります。
アク抜きをしてからゆで、少量ならOK!小さく刻んでね。
● トマト 〇
問題ありません。
実の部分をのどに詰まらないように切ってから与えましょう。
● 春菊 ×
ほうれん草もですが、アクがでる野菜は尿石症になることがあるので控えましょう。
● たけのこ ×
結石のもとになるミネラルが多く含まれているのでNGです。
● 肉類 〇
肉類は基本的にOKですが、必ず加熱して与えるようにしましょう。
よく火を通して少量ですよ。
● とうふ △
にがりで作られているので尿石症の経験がある猫ちゃんはNGです。
そうでなければ少量なら食べても大丈夫!
● りんご 〇
ペクチンが腸内細菌のバランスを整えてくれるので与えてもOK!
でも糖分が高いので少量が無難です。
猫の誤飲には気をつけよう
猫ちゃんは臆病だけど好奇心旺盛ですよね。
何にでも興味を示してくれます。
なので誤飲をすることが考えられます。
例えばこんなもの。
● ボタン、ビー玉
キラキラきれいなものや動くものは大好きですよね。
夢中になって遊んでいる時に誤飲してしまう可能性があります。
ビー玉など小さいものはおもちゃとして与えないほうがいいです。
目を離したすきに飲み込んでしまうことも。
腸にとどまって危険な状態になります。
● 食品トレー
飲み込んだ時の大きさにも寄りますが、腸にとどまって危険な状態になることがあります。
● ビニル袋、レジ袋
ビニル袋、我が家のふくちゃんは大好きなんですよねー。
噛みちぎった小さな切れ端は便に混じって出てきます。
ですが、固まりになると腸に詰まってしまうこともあります。
猫ちゃんの目の届かないところに整理することが大切ですね。
私も気をつけてます。
● 包装フィルム
個包装のフィルムは噛み心地がいいんでしょうね~。
特に食品のニオイがついていると、くちゃくちゃと噛んでいる時があります。
誤飲の可能性があるので注意しましょう。
私はお菓子などのフィルムは必ず蓋つきペールに捨てるようにしています。
● 魚の骨
特にアジやタイの骨は要注意です。
気管に刺さりやすい形をしているので食道を傷つけることが考えられます。
● ホチキスの針
何でもおもちゃにしてしまいますが、ホチキスは遊んでいるうちに飲み込んでしまうことも。
使用前のコの字の針は内臓を傷つける危険性があります。
引き出しの中などにきちんと整理しておきましょう。
もしも愛猫ちゃんが誤飲してしまったら・・!

どんなに気をつけていても片付けていても、誤飲してしまった・・ということは起こるかもしれません。
そんな時に慌てないように、対処法を覚えておきましょう。
- 何を口にしたかを確認する
- 猫の口を開けて異物がないか見る
- 動物病院に電話をする
- 人よりも猫ちゃんに先にご飯を与え、お腹を満たしておく
- 残った食べ物など猫ちゃんが届くところに置いておかない
- 普段から猫ちゃんが食材を食べる環境を作らない
誤飲するところ見ていなくても周囲の状況から判断しましょう。
また、嘔吐や猫ちゃんの状態に異変があったらその状態をスマホで撮っておくといいそうですよ。
片手で猫ちゃんの頭を抑え、もう片方の手の指を下の犬歯の間に入れて下あごをさげます。
(噛まれないように気をつけてね)
異物全体が見えて、取り出せるようなら取り出しましょう。
異物が取りだせて猫ちゃんの状態が悪くなければ大丈夫ですが、そうでない場合はすぐに動物病院に電話をしましょう。
こんな時かかりつけ医がいると便利ですね。
状態を説明してから医師の指示を仰ぎましょう。
人のものは食べないような工夫が大事
NGな食べ物を与えないように気をつけていても、すばやい猫ちゃんはあっという間に食べてしまうことも。
そうならないために、日頃から工夫をしておくといいです。
我が家はふくちゃんが小さいときから決めています。
簡単な事なんですが、習慣にしないとすぐに忘れてしまいますよね。
今では私が食事をしてると寄ってきて、ニオイは嗅ぎますが決して食べることはしません。
「猫が食べてはいけないものを再チェック!命にかかわることも」のまとめ

昔はねこマンマなんて言ってましたが、基本、人間の食べ物は猫ちゃんにあげないほうがイイと思ってます。
食べられるものでも・・です。
愛猫ふくちゃんはキャットフード(ドライタイプ)だけで育ちました。
ちょっと肥満気味なので、ダイエット用のフードと普通のフードを混ぜて食べさせてます。
でも 味の違いが分かるんでしょうね~
残す時はダイエット用のフードです。
低カロリーのものはやっぱりおいしくないのかしらん??
